文才の無い35歳がwebライターになったその後

このブログは「文才の無い35歳がwebライターになってみたい」という夢をはたして叶える事ができるのか?!という壮大なプロジェクトである。>ひょんな事からなってしまったその後の話しである。

SATC一話分の時間を並ぶポップコーン屋さんの味は?

小生は原宿近辺に住んでおります。

 

日本や世界の老若男女がこのはらじゅく(HARAJUKU)」

という言葉に、様々な思いを馳せて訪れます。

 

HARAJUKU未経験の地方の子ども達からすると、

原宿は、そう、ゴダイゴの歌で例えるなら「ガンダーラ」です。

夢の街であり、そして目に映る全ては、矢沢あいの漫画に出てくるようなものばかり。。。

  

原宿近辺に住んでいると、いつもユニークな光景を目にすることが出来ます。

その一つが行列です。

 

竹下通りに立ち並ぶクレープ屋、ポテトチップス、ソフトクリームなどは序の口で、

 

たとえば、明治通り沿いにあるSupremeというブランドの製品を購入するために、

明け方から折りたたみ椅子を持参して待機している強面のお兄さま方。

 

かたや、ラフォーレ交差点近辺では、goro'sの製品を購入するために、

平然と並ぶサラリーマン風の方々など。

 

行列について話をするとキリがないぐらいですが、

原宿には日々、こういった「並ぶこと」を惜しまない人々で溢れています。

 

彼らは、自らの信念、自分の欲望に赴くまま、手に入れる喜びのために、

人生の貴重な時間を「並ぶこと」に費やします。

そこには一片の後悔もありません。

雨だろうが雪だろうが、寒かろうが暑かろうが、

そこに手に入れたいものがある限り、ただただ並ぶのです。

なんとも涙ぐましい光景です。

 

お店の方にとっては、行列に並ぶお客様は正に、です。

 

彼らは情熱と期待をもって「並ぶ」のであり

'マスコミに踊らされてる〜’ なんて考えは微塵もありません。

数十分、数時間並んでも、

味わってみたい、身につけたい、飾りたい、できることなら触れてみたい

と、、(転売ヤーも中にはいるでしょうが)

誰かに自慢したいとか優越感を味わいたいからではなく、

「並ぶ」という峠を超えて、「手に入れる」というてっぺんを目指す、

いわばチャレンジャーなのです!!(涙)

 

そんな原宿において、小生が最も関心が高かったのは

www.kukuruza.jp

↑の行列でした。

「ポップコーンに並ぶのってどうなのよ?」といつも不思議に思っておりました。

 

ただ、ここの行列も本当にすごくて、夏休み中はいつ通っても、

おそらく100人以上が列になっていました。

個人的にポップコーンは好です。でも、さすがにポップコーンを買うために一時間以上も並ぶのは「トレンドに負けた」という気持ちが強かったので、毎回スルーしていたのも事実。。

 

しかし!!今日、KuKuRuZaの前を通ったときは、あらビックリ。

行列がないKuKuRuZaを初めて見ました。

「あれ?珍しいなー」と思って、玉手箱を開けるような気持ちでお店に入りました。

幸い(?)その時間の店内はとても静かでした。

 

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(プライバシー保護の為にモザイク処理をかけさせていただきました。

まるで「象印クイズ ヒントでピント」みたいですが悪しからず)

 

「これはチャンス!!」と思い、早速いくつか試食させてもらい、

プラス一つは、勉強の為に買いました。

購入したのは「パインココナッツ」味。9月限定品です!!

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まずびっくりしたのが、

映画館のポップコーンや自宅で作るポップコーンと違い、

種の硬さを感じないことです。

もしかしたら、種自体が無いものを選別しているのかも?

 

そしてパインシロップでコーティングされているポップコーンは

一つ一つがカリっという心地よいクランチ感があり、

ポップコーンというより、お上品なお菓子を食べている錯覚に陥いります。

 

ココナッツの香りはココナッツ・ソルト(別味)並に強烈ではないのですが、

パインの甘い香りを引き立ててくれています。

 

ところどころにあるパイン果肉が、またジュワと口の中で甘みを出してくれ

まだ少し暑い9月に、爽快感をもたらしてくれます。

 

今回このポップコーンを、並ばずに買って気づいた事が2つあります。

 

1)行列を馬鹿にしている人は、本当は試して見たい!という気持ちを隠している。

2)人々は「限定」という言葉に弱い。

 

こんな素敵な体験をしても、やっぱりポップコーンの為に並びはしないと思いますが

機会があれば、またぜひ食べてみたいと思いました。

 

今日の取材費 ポップコーン代 410円

今迄の合計  -410円